
股関節の痛みでご来院される方の原因としてあるのが
1. 梨状筋症候群(りじょうきんしょうこうぐん)
• お尻の奥にある「梨状筋」という筋肉が硬くなって、近くを通る坐骨神経を圧迫。
• お尻〜太もも裏〜股関節あたりにかけて痛みやしびれが出ることも。
• 長時間座ったあとや歩き始め、坂道などで悪化することがあります。
2. 腸腰筋(ちょうようきん)や中殿筋の疲労・炎症
• 歩いたり立ってるときに股関節を支えている筋肉が炎症を起こして痛む。
• 中殿筋が弱るとお尻の外側や股関節周囲に痛みが出やすい。
3. 変形性股関節症の初期症状
• 40代であれば、特にもともと臼蓋形成不全(股関節の形に先天的な問題)がある人は要注意。
• 歩き出しで痛い、長く歩くと痛むなどの痛みが出やすいです。
4. 坐骨神経痛の一種
• 腰や骨盤の神経のトラブルで、股関節やお尻に放散痛(広がる痛み)が起きることも。
• 腰痛がなくても、お尻と股関節にだけ痛みが出るタイプもあります。
【対策としてできること】
• 長時間の座りっぱなしを避ける
• 股関節・お尻周りのストレッチ(無理のない範囲で)
• 入浴などで筋肉を温める
• 歩行時に痛みが強い場合はMRIがある整形外科に紹介して画像診断をしてもらいます